■猫が行方不明になった時■ ■このページは、猫が行方不明になって数日…どうしよう。という飼い主さんが何をしたらいいか、参考にするために製作したページです。 ■家出してしまった猫を探す上で最も大切なことは、根気と運です。家の近所を何度も歩き回ると、いつかその猫に出会います。会わなくても、猫はたいてい近所に潜んでいます。放っておいても戻ってくることが多いので、粘り強く待ちましょう。 ■家の中だけで飼っている猫は、あまり遠くには行きません。基本的に、家(建物)の周囲〜近所(半径100mくらい)を根気よく捜しましょう。 ■捜すときの持ち物・・・あなたの猫が気に入っているエサ。猫を入れるケージ。捕まえるためのバスタオル(このへんについては「見つけたら」の項で) ■猫の行動は千差万別です。なかなか見つからなくても諦めないで、がんばりましょう。 ※私個人の経験を参考にしているので、このページは猫を家から出さないで飼っている人へのアドバイスです。一例として、条件を書きます。 家から出したことのない雌猫、避妊手術済み、2歳、9月下旬にマンションの3Fから脱走。8日目に専門家に依頼、12日目に近所の一軒家の庭で無事保護。 ■とにかく毎日、可能な限りくりかえす■ 1>猫の名前を呼びながら、ゆっくり近所を歩いてまわりましょう。 5m歩き、名前を呼んだら、返事があるか耳を済ませる。このくりかえしです。 2>猫はたいてい隠れています。 駐車場の車の下、民家の庭、縁の下、茂みの中、物置の下など、狭い隙間が怪しいです。怪しいところでは立ち止まって3〜4回名前を呼んでみましょう。 3>猫の活動時間帯にあわせます。 猫は夜行性なので、夜も動き回る可能性があります。夜は懐中電灯を持って、1と2の方法+周囲をさーっと照らしましょう。猫の目がぴかっと光ります。 4>先入観を持ちすぎないこと。 あの場所にいそう、とかあっちに逃げただろう、という予測はほどほどにして、家の半径100Mくらいに絞って巡回しましょう。 とにかく探し回るほど、遭遇する確率があがります。がんばりましょう! ■公共機関に連絡をしておく■ 念のため、公共機関に連絡をしておきます。 ■保健所(市役所に電話すると教えてもらえます)・・・(保護されているかも) ■動物管理事務所(名前は違ってもこれに該当する施設があれば)・・・(同上) ■猫は逃げるとシャイになります■ 1>猫は、他の猫や知らない人に会って脅えているかもしれません。あなたにすごく慣れていても、すぐには出てこないのです。 2>あなたのことを忘れたわけではありません。猫は数日ならなんにも食べなくても平気です。安全な場所でじっとしています。 3>3日〜7日くらいたつと、おなかがすいて動き回ります。そのときがチャンスです。時間が許す限り近所を巡回しましょう。 ※雨の日は濡れないところに隠れてじっとしています。雨のあとはチャンスです。 ■もっと積極的に捜してみる■ 1>あなたが捜す以外の有効な方法は、近所の人の協力です。写真を見せて、礼儀正しく冷静に聞き込みしましょう。 2>チラシを作りましょう!<チラシ・ポスターのポイント> 3>目撃証言は大切です!あなたの猫が目撃された場所、その近辺には猫が潜んでいる、もしくはまた現れる、確率が高いです。目撃から数日たっていても、(それが確実にあなたの猫なら)その場所に重点を置くといいでしょう。 4>感情的にならないこと。猫かわいさで自分を見失うと、(猫好きの人にはわかってもらえるかもしれませんが)なんだか危ない人になってしまいます。初対面の人が引いてしまわないように、節度を持ちましょう。好印象を持ってもらえれば、より協力的になってもらえるでしょう。 ■ペット捜索専門業者に依頼してみる■ 猫を探すのに費やせる時間には限界があります。実際はプロの手を借りるのがベストだと思います。心情的にも安心できます。 1>悪徳業者に気をつけましょう。 ・いきなり高額な代金を要求する ・事務所の住所がない ・発見率が高すぎる(根拠がない) …というところは怪しいです。 2>信用できるペット捜索業者は、 ・あなたの猫について、詳しく知ろうとします。 ・あなたの猫の個性と現在の状況を検討し、捜査方法とその根拠をあなたに説明してくれます。 ・1日ごとの捜査報告をあなたにきちんとしてくれます。 3>信用できるペット捜索業者を探すには、口コミが一番だと思います。相場は大体3日で約7〜8万円+交通費+雑費(ポスター・チラシ代)…くらいだと思います。 ■私が個人的にお願いした業者さんはこちらです。プロの人にお願いすれば絶対に見つかるというわけではありませんが、見つかる確率が確実に上がると思います。 ■野外であなたの猫を見つけたら!■ 1>あなたにすごく懐いている猫でも、いつものようにすぐに抱っこしたりはできません。名前を呼びながら、ちょっとづつ近付いてくるのを待ちましょう。絶対に焦らずに。発見してから、保護までに1時間やそれ以上かかる覚悟で挑みましょう。 2>確実に捕まえられる距離にきたら、バスタオルで一気に包みます。猫はものすごく暴れるので、逃がさないように少々乱暴になっても仕方がないでしょう。がんばってケージに入れます。(バスタオルを使うのは猫にケガをさせないためです) 失敗して猫が逃げてしまっても、慌てて追いかけまわさず、発見した場所で待ちましょう。猫の好きなエサを置いたり、呼んだりすればまた現れます。 3>家に帰っても、猫は興奮状態です。せっかく保護した猫がまた逃げないよう、窓やドアの施錠を確認して、ケージから出しましょう。 4>猫はショックとストレスで挙動不審になり、発熱したり、変な鳴き方をします。だいたい半日くらいでおさまるようです。大きなケガがなく、普通に歩きまわり、ご飯を食べるようなら、まず問題ないでしょう。すぐに動物病院に連れて行くのはやめましょう。猫にさらにストレスを与えてしまいます。当日はそっとしておいて、心配なら次の日にでも診てもらいましょう。 5>猫が見つかったら、お世話になった人にお礼をしましょう。きっと心配してくれています。 ■行方不明になった時、猫を見つけやすくするために■ 1>首輪をつける。 他の人が見たときに、飼い猫だとすぐにわかります。首輪は鈴つきなら音で見つけやすくなります。さらに、蛍光色なら夜の捜索で見つける確率がアップします。 ■がんばって猫を見つけましょう! |